ごあいさつ
経営管理委員会会長
櫻 井 宏
代表理事理事長
野 津 博 和
平素より、当会の業務に関し、多大なるご理解・ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
当会は協同組合精神のもと、岐阜県JAバンクの中核的機関として、JAをはじめとする会員の事業の振興ならびに地域社会の発展に貢献することを使命に、事業を展開しております。
さて、昨今のJAバンクを取り巻く経済環境につきましては、世界的なインフレや円安による輸入物価の上昇を背景に国内物価は上昇基調となっているものの、賃上げや堅調な海外経済、インバウンド需要の回復に支えられ、個人消費や企業収益は持ち直しの動きが見られます。
また、系統信用事業を取り巻く環境においては、組合員の高齢化や准組合員の増加により組織基盤が変化しており、不断の自己改革に取組み、持続可能な収益性や将来にわたる健全性を確保するとともに、バーゼル規制最終化や早期警戒制度へ適切な対応を行うため、内部管理態勢強化によるガバナンスの発揮が求められています。
このような情勢下、JAバンク基本方針に定める総合的戦略に基づき策定した岐阜県JAバンク中期戦略ならびに中期経営計画(2022年度~2024年度)の最終年度として、JA・信連・農林中金の一体性をより強化し、将来にわたり安定的な事業量確保のための顧客基盤の維持やJA総合事業の成長発展に寄与するための収益力の強化への取組に加え、JAバンクならではの総合事業を活かした金融仲介機能を発揮することにより、農業者・地域において一層必要とされる存在を目指してまいります。
令和6年7月
経営管理委員会会長
代表理事理事長