JAバンクでは、JA系統の投資会社であるアグリビジネス投資育成(株)(以下、「アグリ社」)と連携し、借入に代わる資金調達メニューとして、農業法人向けファンド(議決権のない資本提供※1)の枠組みを創設し、地域の中核的な担い手となりうる農業法人等の事業の発展を支援しております。
※1 農事組合法人については、議決権付きとなります。また、投資後10年程度経過した場合、アグリ社から投資先法人に対して、株式等について譲渡の相談をさせていただきます。
1.ファンドの特徴
- 元金、利息の返済がなく、借入に代わる資金調達手段として、長期間事業上のリスクをとることができます。
- 担保、保証人が不要です。
- 財務内容の安定化、対外信用力の向上に寄与します。
2.ファンドの種類
- アグリシードファンド
財務の安定化および対外信用力の向上を目的として、資本が過小ながらも技術力のある農業法人に対し、10百万円を上限に出資を行います。 - 担い手経営体応援ファンド
事業拡大時の資本増強を目的として、規模拡大を図る農業法人に対し、10百万円超500百万円以内で出資を行います。
- 注:上記ファンドの申込みにあたっては、別途、アグリ社による個別審査(※2)がありますので、下記条件を満たされても出資をお断りする場合があります。
- ※2 ご提出いただいた事業計画の達成蓋然性について、アグリ社が個別審査を行います。また、配当率等の条件については、個別にアグリ社との交渉により決定します。
3.基本的な条件
- 農業法人もしくは農業に関する事業を営む法人であること(ただし、農業法人の場合、認定農業者であること、または認定農業者となることが確実であることが前提です。)
- 会計は複式簿記により行っていること。
- 計算書式を年に1回以上作成していること
- 経常利益は過去3年連続赤字でないこと
- 直近の決算において債務超過でないこと
- 金融機関からのお借入金の返済は当初条件どおり進んでいること など
詳しい条件については、お近くのJAまたはアグリビジネス投資育成(株)までお問い合わせ下さい。